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ドラゴンクエスト8の二次小説サイト、『夢の上を歩く。』の別館となっております。 小説の後書きの他に管理人、夏影の 私生活やマンガ、アニメ、ゲームなどの感想などつらつらと書き綴っております。
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初のリクエストに挑戦しました。
私が小説を書く際には、ある書きたいシチュエーションが思い浮かんだら、
それに対して、肉付けしていくという書き方をしているので、
いつもとは違う過程で執筆にあたりました。

頂いたお題は『香水作りにウキウキする夢主』
ですが最初なかなかピンとくるものがありませんでした。
何故かというと、男装している夢主が香水を使ってお洒落なんかをしたいと思わないだろうと考えたからです。
もし、夢主がウキウキするのだとしたら、営利目的の商品開発でしょう。
だがそれでは少し味気ない。
ファンタジックな要素を取り入れてもよかったんですが、
そうすると、別にわざわざ香水じゃなくも済んじゃうです。
ということで、体の臭い消しというテーマで進めることになりました。

そこで西洋の入浴の習慣について調べてみました。
漫画テルマエロマエでもあるように、古代は大衆浴場がたくさんあって、
国民もみんなお風呂大好きだったんですけど、
時代が進むにつれて、入浴に対して重きをおかなくなった……
だから欧州ではユニットバスが主流なんだという話は聞いたことがおありでしょう。
では、中世の時代に大衆浴場が全くなかったのかというとそうではなかったんです。
実はちゃんと裸の付き合いはあったらしいんです。
そこで繋ぎの関係上、割愛したククールと夢主の会話。


「はぁーお風呂入りたいなぁ……
 ねぇククール。ちょっと遠くてもいいからさ、
 銭湯というか大衆浴場ってないかな?」

「え゛っ!?まぁあるちゃあるが……
 けどお前、そんなトコ行きたいってマジで言ってるのか?」

ひどく驚くククールに首を傾げる夢主。

「もしかして……あまりよろしくない場所?」

「ああ、お前には絶対合わないって断言してやる」

ククールから大衆浴場がどういった場所なのかと説明を受けた夢主は
日本との文化の違いに口をあんぐりと開けて驚いた。

大衆浴場というのは、不特定多数の男女が湯に浸かりながら酒を酌み交わし、
楽しくおしゃべりするといった場所なんだそうだ。
そこではエロい行為もなされているという。
現代風に言い換えると、ソープランド。風俗のお店。
花も恥じらう乙女が行くような場所ではないのだ。

「はぁー……温かいお湯に浸かるのは諦めるしかないのか……」

項垂れて気落ちする夢主。


と、まぁこんな会話も実はなされていたんです。

んで、そんな場所に赴けば、当然、性病も蔓延ってるわけで……
医学の発達していなかった当時、
入浴するだけで性病にかかるとか、妊娠するといった風評もあったそうな。
そこで生まれたのが、風呂嫌い。
風呂文化が衰退していった理由の一つだと考えられているらしいです。

知らなかったことを新たに学んでいくことはやっぱり楽しいですね。
そういった意味では、この話は本当に楽しく書けました。

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